内窓プラストの
高気密アイデア
室内を快適にする断熱・防音性能は、窓の気密性によって生まれます。鍵の圧力に頼ることなく「窓自身の力で高い気密性を確保するにはどうすればいいのか」を日夜エンジニアたちが試行錯誤し、アイデアと技術を集結することで内窓プラストの高い気密性が実現しています。
01サッシとは発想が異なる
“樹脂製建具”が原点
「内窓プラスト」は木製建具を樹脂でつくることから始まりました。サッシのようにクレセント(鍵)で枠と枠を締めつけるのではなく、「面」で気密を取る構造も建具ならではの発想です。
※クレセントはオプションで取り付け可能。
02上枠のすき間をふさぐ
「アジャスター機能」
上内枠の内部にはクッション材が挿入してあり、上枠をバウンドさせて戸首(内窓上部)に落とし込むことで鴨居溝とのすき間を抑えます。経年に伴う設置枠のたわみ、ゆがみ、垂れにも対応し、気密性を保ちます。
03樹脂の柔らかさを考慮した
召し合わせ部の「煙返し」
樹脂の軟らかさに配慮して、引違いの内窓が重なる召し合わせに「煙返し」を採用。内窓を閉めると、この部分がしっかりかみ合うことで気密性を確保します。クレセントがないため、インテリア性にも優れています。
04敷居溝とのすき間をふさぐ
「スプリング式スライドピース」
戸車の高さ調整で生まれる敷居溝とのすき間をふさぐため、スプリング式スライドピース(NT型・HT型)を採用。自動的に上下することで内窓を密着させつつスムーズな開閉を可能にし、熱や音の出入りをガードします。
05高気密化のために独自開発
した「ダブルフレーム工法」
設置枠のたわみ・ゆがみに対応しながら高気密化するために独自開発。現場採寸後にオーダーした外枠を固定し、内枠をはめ込むことですき間をなくします。内枠には外枠固定のために使う金具を隠す美観効果もあります。
06レール溝内部に気密材を
入れている「丘戸車」
独自に開発した「丘戸車」は、レール溝内部に気密材を入れることで高い気密性や断熱性を保持。また、平らな枠の上を戸車が走る構造のため力が分散され、内窓に重いガラスを選んでも優れた耐久性を発揮します。
07枠の収縮を抑え込む
タッカーによる施工
外枠の取り付けはビス止めではなく、タッカー(建築用ホッチキス)を使用。枠全体に細かいピッチで並列に固定していき、枠をより密着させます。また、これによって寒暖差による枠の収縮を抑え込む効果もあります。
08熱と音の出入りをふさぐ
高品質な気密材
「内窓プラスト」は、熱と音の通り道になるわずかなすき間も逃さず、徹底的に気密材を用いています。気密材を熟知した大信工業ならではの高品質な部材が、外気からの影響をガードします。